胃炎・胃酸逆流・逆流性食道炎と診断された方へ
30 Jul. 2026胃炎・胃酸逆流・逆流性食道炎と診断された方へ
~症状を改善し、再発を防ぐための生活のポイント~
逆流性食道炎や胃炎は、「胃酸による刺激」や「食事・生活習慣」が大きく関係しています。
お薬で症状が改善しても、生活習慣を見直さないと再発しやすい病気です。
以下のポイントを意識してみましょう。
① 食事に気をつけましょう
胃酸の分泌を増やしたり、胃や食道を刺激する食品は症状を悪化させることがあります。
### 控えたいもの
・脂っこい料理(揚げ物、ラーメン、焼肉、天ぷらなど)
・辛い料理(唐辛子、カレー、キムチなど)
・刺激物(わさび、からし、香辛料)
・炭酸飲料
・アルコール
・コーヒー・濃い緑茶・エナジードリンク
・チョコレート
・ミント(ガム・タブレットなど)
・酸味の強い食品(柑橘類、酢、トマトなど)※症状が出る方
### おすすめの食事
・腹八分目を心がける
・よく噛んでゆっくり食べる
・消化の良いものを選ぶ
・暴飲暴食を避ける
② 食後すぐ横にならない
食後すぐに横になると、胃酸が食道へ逆流しやすくなります。
食後2~3時間は横にならないようにしましょう。
寝る前の食事はできれば3時間以上前までに済ませることがおすすめです。
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③ お腹に力がかかる動作を減らしましょう
腹圧が上がると胃酸が逆流しやすくなります。
### できるだけ避けたいこと
・重い荷物を持つ
・力仕事
・長時間の前かがみ姿勢
・草むしり
・腹筋運動
・きついベルトやガードル
・食後すぐの運動
・便秘で強くいきむこと
・肥満
便秘がある方は治療することも逆流改善につながります。
④ ストレスをためない
ストレスは胃酸分泌や胃の働きを乱し、胃炎や逆流性食道炎の症状を悪化させることがあります。
・十分な睡眠
・適度な運動
・趣味やリラックスできる時間
・疲労をため込まない
ことを意識しましょう。
⑤ 禁煙しましょう
たばこは胃酸の逆流を防ぐ筋肉(下部食道括約筋)の働きを弱めます。
禁煙は症状改善だけでなく、食道がん・胃がんなどの予防にもつながります。
⑥ 適正体重を維持しましょう
体重が増えるとお腹の圧力が高くなり、胃酸が逆流しやすくなります。
体重を減らすことで症状が改善する方も多くいます。
⑦ 寝る姿勢を工夫しましょう
夜間に胸やけが強い方は、
・ベッドの頭側を10~15cm程度高くする
・上半身を少し起こして寝る
・右側を下にして寝る
ことで逆流が減ることがあります。
枕だけを高くするより、ベッド全体を傾ける方法がおすすめです。
⑧ お薬は自己判断で中止しない
症状が改善しても炎症が完全に治っていないことがあります。
自己判断で中止すると再発することがあるため、医師の指示どおり内服しましょう。
こんな症状があれば早めに受診してください
・薬を飲んでも症状が改善しない
・食べ物がつかえる感じがある
・黒い便が出る
・吐血した
・体重が急に減る
・強い胸痛が続く
・繰り返し症状が再発する
## 症状が改善しても生活習慣の継続が大切です
逆流性食道炎や胃炎は、生活習慣の改善によって再発を減らすことができます。
お薬と生活改善を組み合わせることが、最も効果的な治療です。
分からないことや症状の変化がありましたら、お気軽にご相談ください。
(参考)
内視鏡画像例
・逆流性食道炎

・バレット上皮
食道裂肛ヘルニア
・胃炎(表層性胃炎)