いわもと内科おなかクリニック|甲府市向町

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胃腸炎 主な消化管感染症の感染源と潜伏期間

08 Jun. 2025

【胃腸炎について】

主な消化管感染症の感染源と潜伏期間

 

感染性腸炎(いわゆる食中毒)の主な病原生物と潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)

夏場に増える感染と冬場に増える感染があります。

 

【胃腸炎の症状】

主要な症状としては急な腹痛、下痢、嘔吐、発熱、時に血便なども見られます。

 

【胃腸炎かもと思ったら】

症状が見られましたら胃腸科・消化器内科で相談するのが良いです。

 

【胃腸炎の原因と感染してから発症まで】

病原生物 潜伏期間 食品
ノロウイルス 24-48時間 貝類、二次感染
黄色ブドウ球菌毒素 1-6時間 手指からの感染(おにぎりなど)
ウエルシュ菌 6-18時間 食肉加工品
毒素原性大腸菌 1-3日間 糞便で汚染された食品
カンピロバクター 2-5日間 鶏肉、牛乳
サルモネラ 1-3日間 卵、鶏肉、生鮮食品、牛乳
腸炎ビブリオ 2-48時間 生の魚介類

 

【胃腸炎と診断されたら】

消化によい食事と水分摂取・安静にしましょう。症状が改善しないようであれば入院治療が必要な場合があります。その時は病院へ受診しましょう。

 

 

山梨県甲府市 消化器内科・内科・胃腸科 いわもと内科おなかクリニック