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50歳未満の方への大腸内視鏡検査の診療実績 山梨県甲府市 いわもと内科おなかクリニック

26 Jan. 2021

50歳未満の方への大腸内視鏡検査の診療実績(胃腸科・消化器内科)

いつもいわもと内科おなかクリニックへご来院いただき誠にありがとうございます。当院では2020年11月2日の開院より多くの方に内視鏡検査を行っております。胃腸専門医として特に大腸内視鏡検査を積極的に行っています。

大腸カメラは10歳代より施行しており、2021年1月26日現在、これまでの50歳未満の方、47人へ施行しております。

内訳としては10-20歳代が計15%、30歳代は34%、40歳代は51%の方で、検査理由としましては潰瘍性大腸炎の経過観察が最も多く26%、次いで健康診断の便潜血陽性が21%、腹痛の方が19%、下痢の方が17%、血便の自覚をして受診の方が8%となっております。

 

実際に大腸内視鏡検査を施行した診断結果としては潰瘍性大腸炎が30%、内視鏡治療を行った大腸ポリープの方(原則として6mm以上を対象としています)が21%、痔の方が15%、腸炎(潰瘍性大腸炎以外)が6%、異常なし、もしくは微小な大腸ポリープで経過観察となった人が合わせて26%でした。

50歳未満の若い方でも大腸ポリープ切除、潰瘍性大腸炎治療などを必要とする方が51%と2人に1人はいるとの結果です。ポリープ切除を実際に行った方に関しては症状のある方より便潜血陽性を理由に行なった症例が多かったです。症状や健診異常を指摘された場合は、若い方でも大腸検査をすることが望ましいです。

平成28年厚生労働省の国民生活基礎調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html)によりますと健康診断や人間ドック受診率は全体で67%となっています。およそ3人に1人は健診をうけていないとの結果です。また大腸癌健診は男性で44%、女性で39%と非常に低い値です。健康診断も積極的に利用されることで病気の早期発見につながります。

 

 

 

(厚生労働省 国民生活基礎調査より抜粋)

 

(当院内視鏡検査 ページ)

いわもと内科おなかクリニック (iwamoto-onaka.com)

 

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